タスクリストテンプレートの登録

そのため、Bike Company が SAP 拡張決算処理からメリットを得ることは明らかですが、SAP が最適に活用できるように、その仕組みを理解する必要があります。

このソリューションでは、決算処理に必要な各決算処理が 1 つのタスクとして識別されます。たとえば、未処理債権の資産償却や外貨評価の実行がタスクです。

タスクリストテンプレートを登録および編集することで、エンティティの決算処理タスクをモデル化および計画します。テンプレートは、決算処理の会社組織および事業組織の決算処理構造を表します。

テンプレートを使用して、特定の決算処理の実績決算処理計画である実績タスクリストを生成します。

これについて以下のビデオで説明します。

幸いなことに、SAP は準備が整ったタスクリストモデルを提供しています。これらのコンテンツは、総勘定元帳、債務管理、債権管理、固定資産管理、管理会計など、さまざまなロールおよび補助元帳の必須および任意の決算処理で構成されるソリューションとともに提供されます。提供されているコンテンツをコピーして変更し、ニーズに応じて独自のタスクリストテンプレートを準備することができます。

以下のビデオでは、決算処理タスクリスト管理アプリを使用してシステムにタスクリストテンプレートを登録する方法を示します。

タスクリストテンプレートの登録に必要な主要コンポーネントには、以下が含まれます。

• テンプレート ID: テンプレートの一意の ID です。
• オーナー: テンプレートを所有し、それを管理するユーザーまたはグループ。
• 責任者: 決算処理中のタスクリストの進捗を担当するユーザまたはグループ。
• タイムゾーン: 通常、テンプレートが登録されるエンティティのタイムゾーン。

テンプレートを登録したら、決算処理構造を定義する必要があります。このプロセスについては、以下のビデオで詳しく説明します。

通信システムは、クラウドアプリケーションからリモートシステムへの送信通信に使用されます。財務バックエンドシステムへの接続は、システム管理者が設定します。

通信システムフォルダをタスクリストテンプレートに追加すると、組織情報を引き継ぎ、システム固有のパラメータを使用することができます。1 つのタスクリストテンプレートまたはタスクリストに複数の通信システムを追加することができます。これにより、タスクリストに含まれるシステム全体で単一のタスクリストを使用して決算処理を実行することができます。

決算処理構造の登録後、タスクリストモデル (SAP 提供のものか、登録したもの) を割り当てる必要があります。このプロセスの詳細については、以下のビデオをご覧ください。

1 つのフォルダには、1 つまたは複数のタスクリストモデルのみを割り当てることができます。さらに、タスクリストモデルを同じ通信システムの複数のフォルダに一度に割り当てることができます。

タスクリストテンプレートを登録したら、必要に応じてタスク属性を変更することができます。ビデオをチェックして、その実行方法を確認してください。

タスクタイプジョブのタスクは、ビデオに示すように、許可されるパラメータを変更することで編集することができます。

独自のフォルダを追加し、それらにタスクを追加することで、テンプレートをさらにカスタマイズすることができます。これがどのように行われるかを、ビデオでチェックすることができます。

タスクリストテンプレートの定義が完了したら、タスクリストを生成して決算処理を実行する必要があります。

以下のいずれかの条件が当てはまる場合、タスクリストを生成しようとすると、整合性チェックがバックグラウンドでトリガされます。

• 現在の整合性チェックステータスは、失敗またはチェック必須です。
• 現在の整合性チェックステータスは正常終了または正常終了 (警告あり) ですが、2 週間以上前に設定されています。

• 整合性チェックにより、ユーザ割当に関する以下の問題が特定されます。

  • 承認タイプが完了済承認必須または承認必須保留中のタスクの場合、責任ユーザまたは責任ユーザグループの未割当がチェックされます。

  • 自動または期日に自動開始モードが選択されているタイプジョブのタスクでは、処理ユーザまたはユーザグループの未割当がチェックされます。

• 整合性チェックでは、組織ユニット割当がない組織ユニットフォルダも特定されます。組織ユニット関係が有効である必要があります。つまり、下位階層レベルの組織ユニット割当は、上位組織ユニットフォルダレベルで割り当てられた組織ユニットに関連している必要があります。