すべての G/L 勘定は、勘定コード表で定義されます。FI-AA では、FI で会社コードに割り当てられた勘定コード表を使用します。グローバルな要件、業種固有の要件、国固有の要件など、ニーズに合わせて勘定コード表を変更することができます。
償却表は、資産の減価償却と評価に関するさまざまな法的要件を管理するために使用されます。個々の償却表では、資産の自動償却のキーを定義します。これらのキーは、クライアント全体で利用できる計算要素 (計算方法、期間管理など) に基づいています。償却表は国固有である必要があるため、SAP では、さまざまな国向けの参照償却表を提供しています。これらの国固有の参照償却表を使用して、会社固有の独自の償却表を登録することができます。これらの参照償却表を直接使用することはできません。参照償却表をコピーすることで、独自の償却表を登録する必要があります。参照償却表の償却領域のうち、不要な償却領域は削除できます。
ヒント
償却表をコピーするときに、償却領域固有の他のパラメータもコピーされます。たとえば、従来の固定資産会計 (償却領域に制限された取引タイプ) で必要であった償却領域固有の制約もコピーされます (テーブル TABWA を参照)。新しい固定資産管理では、制限された取引タイプによる転記は不要になりました (例外: 再評価および投資援助)。したがって、新しい償却表を登録するときには、取引タイプに関する制約がテーブル TABWA で定義されているかどうかを確認し、必要に応じて該当の制約を削除する必要があります。参照償却表から償却表をコピーした場合も、同じことが当てはまります。
各償却領域は、帳簿償却や税償却など、特定の評価タイプを表します。償却表について独自の償却領域を定義することもできます。
各会社コードは、1 つの (運用) 勘定コード表および 1 つの償却表を使用します。複数の会社コードが同じ勘定コード表および同じ償却表を使用することができます。
参照償却表
償却表は以下の要素で構成されます。
一般的に、さまざまな要件 (内部要件と外部要件の両方 - 帳簿償却や管理目的償却など) で、資産価額を計算する必要があります。したがって、固定資産管理では最大 99 の償却領域で並列的に資産価額を管理することができます。そのため、償却表は業務管理要件に従って編成された償却領域のディレクトリとなります。各償却表では、個々の償却領域の特性 (つまり重要性) を定義します。償却領域は常に 1 つの償却表のみに割り当てられます。
各償却表では、資産の自動償却のキーを柔軟に定義します。これらのキーは、クライアント全体で利用できる計算要素 (計算方法、期間管理など) に基づいています。既製の標準的な計算キーを変更するか、新しいキーを追加することができます。
償却表には資産価額の特殊計算に使用される固有のオブジェクトがあります (投資援助キーなど)。
資本税評価
帳簿償却と国固有の税ベース償却との差異
注意
SAP 標準トレーニング S4F17 では、国固有の参照償却表は使用しません。
演習問題では、償却表 Z000 をコピーテンプレートとして使用します。この償却表は、参照償却表 0DE のコピーに、いくつかの価額を追加したものです。
償却領域
資産ポートフォリオおよび資産取引は、各種目的のために別々の方法で評価されます。
以下の目的で各種の評価アプローチを使用できます。
- 帳簿償却 (国固有の要件に基づく)
- 税目的貸借対照表 (別の評価が許可されている場合)
- 管理目的償却
- 国際財務報告基準 (IFRS) や米国の U.S. GAAP などに従って、連結貸借対照表を登録するためのパラレル会計。
これらの評価アプローチはすべて、償却領域を通じて SAP システムでマッピングされます。
FI-AA の会社コード
FI-AA の会社コードを登録するには、以下のステップを実行します。
- FI で会社コードを設定します。
- 会社コードに償却表を割り当てます (可能であれば、別のプロジェクトで行います)。
- さまざまなカスタマイジングアクティビティを使用して、必要なデータや情報を含むように会社コードを拡張します。
これで、会社コードを FI-AA で使用することができます。