
固定資産は、業務、税、および法律上のさまざまな目的に応じたさまざまな評価アプローチを適用することによって評価されます。財務会計 (FI) 補助元帳である固定資産管理 (FI-AA) では、資産ごとに異なる評価アプローチを償却領域で管理することができます。ただし、すべての償却領域の価額に財務諸表が必要であるわけではないため、FI に転送する設定とその転送方法をカスタマイジングで定義する必要があります。

複数勘定アプローチまたは複数元帳アプローチを使用している場合、以下のオプションがあります。
- (0) 償却領域から FI にどの価額も転記されません。
- (1) 償却領域から FI に資産価額がオンラインでリアルタイムに転記されます。減価償却は定期的に転記されます。
- (3) 償却領域から減価償却のみが転記されます。
- (4) 償却領域から APC が即時転記され、減価償却が定期的に転記されます。
減価償却は常に定期的に転記されます。この転記のために、プログラム FAA_DEPRECIATION_POST が使用されます。
レポート専用の償却領域を定義することもできます。このアプローチを使用する場合、償却領域から G/L にどの価額も転記されません。
総勘定元帳 (G/L) への資産関連転記のカスタマイジング

元帳が割り当てられた FI-GL 会社コードは、FI-AA の償却表と一致する必要があります。会社コードによって総勘定元帳の残高が更新されるすべての元帳は、固定資産管理でも更新される必要があります。つまり、すべての基本元帳を償却領域として管理する必要があります。元帳の割当は会計原則を通じて行われます。
償却領域 01 を必ずしもリーディング元帳 0L に割り当てる必要はありません。すべての償却領域は同等です。リーディング償却領域は存在しません。

同じ会計原則を表す償却領域はすべて、同じ会計原則 (および元帳グループ) に割り当てられます。非転記償却領域またはレポート専用のデルタ償却領域も含め、すべての償却領域に会計原則を割り当てる必要があります (会計原則が初期値 (ブランク) であってはなりません)。領域が同じ評価を表す限り、複数の償却領域に同じ会計原則を割り当てることもできます。

注記
パラレル評価の場合、固定資産会計の償却領域を総勘定元帳の元帳に柔軟に割り当てることができます。実績値があるパラレル値はリアルタイムで転記されます。各評価 (つまり、各会計原則) に対して別々の伝票が転記されます。複数元帳アプローチと複数勘定アプローチは定期処理および評価の章で説明しています。
財務会計のカスタマイジングで、財務会計共通設定→元帳→パラレル会計→定義: 会計原則を選択して、会計原則を定義します。
財務会計のカスタマイジングで、財務会計共通設定→元帳→パラレル会計→割当: 会計原則 -> 元帳グループを選択して、会計原則を元帳と組み合わせます。

固定資産管理のパラレル通貨は、総勘定元帳のパラレル通貨と合わせる必要があります。同じ非リーディング元帳と同じパラレル通貨が会社コードによって更新される場合、会社コードには同じ償却表のみを割り当てることができます。
