投資援助機能は、特定のタイプの投資に対する政府補助金を管理する機能です。補助金は、取得価額の減額として管理することも、負債側の値調整として管理することもできます。通常、補助金額は、資産の実際の取得価額とは区別する必要があります。
投資援助金は、該当する資産の取得価額の負債側における減額または評価調整とみなされる補助金です。

投資援助規準は、投資援助キーによってシステムで識別されます。投資援助キーは、固定資産管理のカスタマイジングで定義します。固定資産管理のカスタマイジングでは、投資援助規準を負債側の値調整として処理するか、取得価額の減額として処理するかも指定します。これを指定するには、援助規準を実行する償却領域を入力します。
投資規準は以下のエントリによって定義されます。
- 有効期間
- (取得価額に関する) 最大パーセントまたは上限額 (もしくはその両方)
- 保持期間
- 資産が予定よりも早く除却される場合の払戻タイプ (負債側で処理される援助規準にのみ適用されます)
- 規準を管理する償却領域 (資産側または負債側)
- 援助規準に関連するすべての会計トランザクションに対する勘定割当
- 資産への援助規準の割当の妥当性チェック
注記
投資援助規準に対して選択した償却領域は、すべて同じ会計原則に属している必要があります。会計原則の枠を越えて投資援助規準を定義することはできません。
財務会計のカスタマイジングで、固定資産管理→特別評価→投資援助→定義: 投資援助規準を選択して、投資援助キーを更新します。
援助対象となる資産の指定
資産マスタレコードで投資キーを指定することで、資産が補助金の対象となることを指定します。このキーを入力すると、資産に必要な償却領域も登録されます。資産ごとに管理できる援助規準の数には制限がありません。ただし、1 つの資産に対して複数の援助規準を管理する場合は、各援助規準を個別の償却領域で管理する必要があります。これは、たとえば部分除却で補助金額から誘導される除却額の一部を正確に特定する場合などに必要になります。
各資産クラスで利用可能なすべての投資援助規準に対して償却領域を入力する必要があります。資産マスタレコードに投資キーを入力すると、個別資産に必要な償却領域が登録されます。
資産マスタレコードに投資援助キーを入力すると、以下のことが可能になります。
- システムによるオプション転記を使用した投資援助申請一覧の登録
- 投資援助金の申請時の妥当性テストの実行
- 資産の除却時: 投資援助に必要な取引の自動転記
- 除却または会社内振替の場合: 所要保持期間の問題に注意してください。
投資援助規準の取引タイプ
援助規準を定義すると、投資援助を転記するための取引タイプが生成されます。以下の取引タイプが呼び出されます (XX = 投資援助キー)。
- IXX: 投資援助金の申請用
- KXX: (投資援助金を申請し、比例値調整を入力する) 投資援助規準の過年度修正用
- JXX: 資産除却 (返済義務なし) の結果として負債側で管理される投資援助規準の特別取崩し用
トランザクション ABIF を使用して、資産ごとに投資援助規準の申請をマニュアルで転記することができます。プログラム (RAINZU10N) を使用することもできます。

