Carla は設定エキスパートと督促レベルごとの最低額について説明します。Carla は設定を書き留め、システムに入力します。
最低額は、比較的金額が少ない支払期日超過に対して高い督促レベルが適用されるのを防ぐために使用されます。各督促処理に対して、以下の指定を行う必要があります。
- 各督促レベルに到達するために必要な支払期日超過明細の最低額および割合 (%)。
- 督促レベルごとの金利を計算する際に必要とされる最低額
督促対象金額がすべての未消込明細を参照して最低額および最低パーセント以上である場合にのみ、次の督促レベルがトリガされます。そうでない場合、明細は 1 つ下の督促レベルに割り当てられ、チェックが再度実行されます。
最初に、最低額の例を示すスクリーンショットを見てみましょう。

以下の例を見てみましょう。
- 請求書の支払期日は EUR 100 で、得意先コードの合計残高は EUR 1000 です。督促レベル 2 の最低額は 100 EUR で、10% は EUR 100 です。請求書は督促レベル 2 に設定することができます。
- 請求書の支払期日は EUR 100 で、得意先コードの合計残高は EUR 1100 です。督促レベル 2 の最低額は 100 EUR ですが、10% は 110 EUR です。これは、EUR 100 の請求書では実現されません。そのため、次に低い督促レベル 1 が割り当てられます。
特定の督促レベルを持つ勘定のすべての明細の合計金額は、定義された最小金額より大きい必要があります。合計額に対する未消込明細合計の比率は、最低パーセントより大きくなければなりません。そうでない場合、明細は下位の督促レベルに設定されます。
通常、上位督促レベルの最低額およびパーセントは、下位レベルの最低額およびパーセントより高く設定します。
この例では、高い督促レベルの明細を持つ得意先に対してわずかな督促状印刷が行われないようにするために、Carla は以下の最低額を定義します。
督促レベル | 最低額 | 最小 % | 金利最低額 |
---|---|---|---|
1 | 10 | 0 | |
2 | 100 | 10 | 10 |
3 | 1000 | 20 | 20 |
4 | 5,000 | 20 | 20 |