月次処理プロセス

完全な統合プロセスは、通常、以下のような準備ステップから開始されます。
- グローバルパラメータの設定
- 組織ユニットおよび連結勘定科目のマスタデータのチェック
- 有効な換算レートを指定します。
- 年度の最初の期間に残高繰越を実行する。
次のステップでは、連結単位別にレポートされたデータを収集し、データモニタで利用可能な機能を使用してデータを標準化します。
データが連結可能になると、内部取引消去や資本連結など、あらゆる種類の連結処理が連結モニタで実行されます。
プロセス全体を通じて、データ検証およびさまざまな分析レポートが実行されます。
データモニタ
データモニタを使用して、連結単位によってレポートされた財務データを収集および準備するためのアクティビティを実行します。これらのアクティビティはタスクと呼ばれます。
データモニタのタスクは事前定義されており、すぐに使用することができます。タスクのステータスが管理されるため、論理的な順序とデータの整合性が確保されます。

残高繰越
貸借対照表 FS 科目の残高を期首残高として前会計年度から現会計年度にプルします。
共通仕訳帳リリース
個別財務データを仕訳帳から連結仕訳帳にコピーします。
データ収集
仕訳帳以外の場所に保存されている個別財務データをグループ仕訳帳にアップロードします。API は、Advanced Programming Interface (拡張プログラミングインタフェース) を表します。GRDC は SAP S/4 HANA Finance for group reporting Data Collection (グループレポートデータ収集) の略です。
明細チェック
提供されているチェックルールおよびカスタム登録されたチェックルールに従って、連結テーブル ACDOCU のデータをチェックします。たとえば、FS 科目の追加割当が不足している、または不適切であるという形式で共通仕訳帳にエラーがあるかどうかをチェックします。
当期利益の計算
通常、個別財務データは、両方の財務諸表 (貸借対照表、損益計算書) の初期および対応する残高不一致で収集されます。
この処理を実行すると、当期純利益が転記され、2 つの報告書 (貸借対照表と損益計算書) の残高が再度調整されます。LC は国内通貨を表します。
レポートデータチェック
連結単位に割り当てられたチェック方法に従って、現地通貨で個別財務データをチェックします。
例: 損益計算書 (P&L) で計算された当期利益は、貸借対照表の資本の当期利益と等しい必要があります。
修正後データチェック
連結単位に割り当てられたチェック方法に従って、調整済財務データをグループ通貨でチェックします。GC は連結通貨を表します。
マニュアル転記
マニュアル転記を登録して、連結単位の個別財務データをグループの要件に合わせて調整します。PL は転記レベルを表します。
外貨換算
現地会社の財務諸表をグループ連結に含めることができるように、財務諸表の通貨を現地通貨 (LC) から連結通貨 (GC) に換算します。
会計データチェック
会計仕訳帳の転記後、提供されているチェックルールおよびカスタム登録されたチェックルールに従って、グループレポートにデータをリリースする前に、会計データをチェックします。
処理の実行後、エラーが表示されず、先行処理もブロックされている場合は、処理をブロックすることができます。これにより、進捗を追跡し、連結プロセスでの処理のステータスを監視することができます。
注記
タスクは、ブロック後に再実行する前にブロック解除する必要があります。これにより、すべてのダウンストリームタスクのブロックも自動的に解除されます。
連結モニタ

連結モニタでの処理
IC 消去売上 (片側消去)
連結単位間で商品またはサービス取引が行われる場合に、連結グループの単位間の売上を相殺します。この処理には、事前提供されている組替方法が割り当てられます。この処理では、片側消去が実行されます (消去は販売取引先によってトリガされます)。
IC 消去棚卸資産利益
グループ内で販売された商品がまだ在庫にある場合は、マージンを消去する必要があります。会社間取引債権債務相殺棚卸資産利益タスクでは、棚卸資産利益消去を自動化することができます。
IC 消去その他収益/費用 (突合消去)
損益計算書 (P&L) でその他収益および費用を相殺します。この処理には、事前提供されている組替方法が割り当てられます。この処理では、レポートされた内部取引費用および収益によって消去がトリガされます。
配当金消去
少数株主持分を含む配賦投資先連結単位および受取連結単位の会社間配当を消去します。
IC 消去貸借対照表
この処理では、同じグループ内の連結単位間の内部取引の貸借対照表消去が実行されます。
マニュアル消去 (転記レベル 20)
このタスクでは、連結単位のペアに対して突合消去をマニュアルで実行することができます。
準備連結グループ変更
連結単位が連結グループによって取得されるか、連結グループから売却される際に、レポートデータ、修正後データ、および消去済データを調整します。実行後、財務諸表には、連結単位が連結グループに含まれていた間に発生したデータのみが含まれます。
グループ持分の入力 (転記レベル 30)
このタスクを使用して、グループ持分を入力します。
グループ持分計算 % (PL 30)
このタスクを使用して、直接持分比率に基づいて投資先のグループ持分を計算します。
投資/資本消去
タスク 2100 では、パブリッククラウド上ののグループレポートに対する標準 COI ソリューションとして、合計ベースの資本連結が実行されます。このタスクでは、連結法または持分法 (もしくはその両方) に関連するエントリが転記されます。処理 2140 でグループ持分を入力し、処理 2141 でグループ持分を計算します。
注記
マニュアル消去 (PL30)
このタスクを使用して、転記レベル 30 および選択した伝票タイプのグループ依存消去をマニュアルで転記します。1 つの連結バージョン内で、ユーザはルールベースまたはアクティビティ基準の資本連結の両方に対して連結モニタを使用することができます。
連結データチェック
関連するチェックルールで指定されたとおりに、連結グループの連結データ (連結通貨) および数量タイプデータに対して最終チェックを実行します。
全部売却
この処理は、投資先が連結グループを完全に離れたときに実行されます。売却された投資先の資本連結で以前に転記されたすべてのデータが反対仕訳されます。
注記
連結モニタの更新実行でタスクを実行およびブロックする前に、すべてのデータモニタ処理をブロックすることをお奨めします。