ここでは、社内で設計変更管理を使用するメリットがある理由について考えてみましょう。

設計変更管理を使用すると、1 件の変更によって影響を受けるさまざまな SAP オブジェクトの変更をグループ化することができます。
設計変更管理は、マスタデータ変更の中心的なロジスティクス機能です。これらの変更を追跡し、完全に文書化することによって、関係文書を生成するという機能が実現されます。
設計変更管理を使用して、特定の SAP オブジェクト (部品表/配合表や作業手順など) を複数回保存し、関連するすべての変更ステータスの履歴を保存することができます。
変更マスタまたは変更レコードでの有効期間の定義は、定義された有効期間でのみ変更が有効になることを意味します。有効性には、期間などがあります。
関連する領域に承認キーを設定することによって、ロジスティクスプロセスチェーンの領域 (受注、MRP、指図管理、製造管理など) で変更を自動的に有効にすることができます。
設計変更管理を使用して、多数のオブジェクトを変更することができます。すべての部品表/配合表およびタスクリストに対して有効な変更定義を登録することができます。また、特定の BOM カテゴリおよびタスクリストタイプに対して変更定義を登録することもできます。たとえば、1 つの変更番号で任意の部品表/配合表を変更可能にしたり、1 つの変更番号で品目 BOM のみを変更可能にし、文書構成は変更不可にしたりすることができます。
設計変更管理
履歴ありで、または履歴なしで、システムにおけるオブジェクト変更 (BOM や作業手順の変更) を行うことができます。履歴なしで変更する場合でも、システムによって文書変更が登録されます。
以下の方法でオブジェクト変更を行うことができます。
- 履歴なしでの変更:
これらの変更は製品の開発中に行われるので、文書化する必要はありません。変更前のオブジェクトのステータスは保存されません。オブジェクトのステータスを間接的確認するためにのみ、変更文書を使用できます。
- 履歴ありでの変更:
これらの変更は、生産中などに行われるため、文書化する必要があります。変更前と変更後の両方のステータスが保存されます。また、システムによって変更文書が登録されます。一部のオブジェクトでは、これらの変更文書が、履歴なしでの変更について登録される文書と異なります。
SAP システムの ECM を使用すると、たとえば製造物責任要件に対応するために、変更全体を文書化できます。
変更マスタの構造
次に、変更マスタレコードの構造を確認します。