前の章で説明したように、SAP S/4HANA での生産計画の実行に関して、埋込生産計画/詳細計画 (PP/DS) のアドオンの有無にかかわらず、いくつかの意見があります。両方の計画の原理を組み合わせることは、MRP Live の課題です。
MRP Live では、SAP S/4HANA の MRP と PP/DS の拡張計画という両方のアルゴリズムを組み合わせることができます。
ロケーションの拡張計画フラグを使用して PP/DS に対して有効化されているすべての品目に対して、PP/DS で製品の計画が実行されます。その他すべての製品については、計画は SAP S/4HANA に残ります。MRP Live では、両方の計画アルゴリズムを 1 つの計画実行にまとめることができます。
つまり、MRP Live では、制約が 1 つありますが、SAP S/4HANA で PP/DS 計画と生産計画が並行して実行されます。MRP Live 計画では、カスタマイジングのグローバルパラメータ/初期値の標準ヒューリスティックまたはロケーションプロダクトのヒューリスティックが考慮されます。
さまざまなヒューリスティックの設定による計画実行を使用している場合は、さまざまな詳細ヒューリスティックを使用して需要を計画することができます。PP/DS 計画実行後、PP/DS 品目の結果に基づいて非 PP/DS を計画するために MRP Live を実行する必要があります。SAP S/4HANA でのこの計画実行中に、MRP Live では PP/DS 製品も再計算され、これらの入庫日時が再日程計画されます。つまり、詳細計画実行の結果はなくなります。

この望ましくない動作は、SAP/ECC および APO/PP/DS シナリオでも有効でした。解決策は、PP/DS 品目に特殊な MRP タイプ X0 を割り当てることでした。SAP S/4HANA PP/DS シナリオでは、これが変更されています。ここでは、品目コードを選択として使用したり、PP/DS 品目に割り当てられた別の MRP 計画者を使用したりするなどして、計画範囲の定義でこれらの製品を除外する必要があります。