多くの場合、企業は異種混在環境で複数の SAP システムを運用します。たとえば、設計システムを本稼働システムから分離する場合があります。このような場合は、Application Link Enabling (ALE) シナリオを使用して、特定のシステムから別のシステムにデータを配信することができます。
以下のビデオでは、ALE の基本機能を紹介します。
システム間アクセス I
文書情報レコードの配信時には、オリジナルの保管場所を含めることが重要です。ソースシステムと対象システムの双方で同一の保管場所にアクセスできる必要があります。これを実現するために、両方のシステムのカスタマイジングで同じ保管場所を設定してください。

配信時に、文書情報レコードがソースシステムから対象システムにコピーされます。ただし、オリジナルは保管域に残ります。保管場所に関する情報のみが配信されます。
注記
文書管理のカスタマイジングで、どのオリジナルがどのアプリケーションを使用してどの保管場所から配信されるかを指定することができます。
システム間アクセス II

オリジナルは、1 つまたは複数のコンテンツサーバで一元的に保存および管理できます。ただし、これらのコンテンツサーバがリンクされている場合に限ります。
保管場所の配分
リポジトリ (HTTP コンテンツサーバ) は、ユーザの近くに配置することができます。保管場所は、ユーザのワークプレイスおよびこれらの保管場所の位置に割り当てられます。チェックインを高速化するために、対象の文書について、ユーザのロケーションに応じた適切なカテゴリが自動的に決定されます。これらの設定は、SAP システムで行われます。読込がそれぞれ離れた場所で行われることによる潜在的なデメリットは、キャッシュによって軽減できます。
キャッシュ
ユーザのワークプレイス (ロケーション) に応じて、付近にある特別なキャッシュサーバを介して読込アクセスが行われます。文書がまだキャッシュに存在しない場合、キャッシュサーバは SAP コンテンツサーバからその文書を取得します。キャッシュサーバは、SAP コンテンツサーバと同様にデータベースリポジトリを使用し、URL を介してアクセスが行われます。文書が WAN を横断するのは、一度だけで済みます。
キャッシュの理由:
- ネットワークの速度を低下させることなく、高速なネットワークアクセスを実現します。
- キャッシュは複製ではありません。オリジナルはコンテンツサーバに残ります。
- キャッシュコンテンツは、コンテンツサーバからいつでも補充でき、その際には必要な文書のみがコピーされます。