大量業種向け料金計算の概要
マスタデータ/FI-CA 基本の使用
料金計算可能明細管理の実行
料金計算手順の説明
請求プロセスの実行
請求書機能の使用
料金計算計画およびデビットクレジットメモの使用
依存明細の説明
請求書印刷の実行
統合請求への SD 請求書の統合
統合請求によってトリガされたレーティングの実行
パートナ決済と共有収益の説明
基本契約と複合割引の説明
SAP Revenue Accounting and Reporting と SAP Billing and Revenue Innovation Management の統合
SAP Fiori の説明
一括トランザクションの説明

一括処理の説明

Objectives

After completing this lesson, you will be able to:
  • 統合請求での一括処理の使用について理解します。
  • 一括処理を使用するプロセスステップについて理解します。
  • 一括処理の監視方法を理解します。

統合請求での一括処理の使用

レッスンの概要

一括処理は、FI-CA で並列化ジョブの処理に使用されます。

ビジネスの例

Print Service Corporation には、料金計算と請求が月末に行われる 60 万件の契約アカウントがあります。約 200 万件の料金計算可能明細に対する料金計算と請求が実行されます。実行時間の短縮を目的として FI-CA でジョブを並列化できるため、オペレーション部門で一括処理を使用します。

一括処理

一括処理とは

  • 支払処理や督促処理実行など、大量のデータが処理されるビジネスプロセスは、契約未収金/未払金管理の一括処理によって実行されます。
  • 一括処理では、処理対象のデータセット (多数のビジネスパートナや契約アカウントなど) を自動的に複数のテクニカルジョブに分割し、並列処理します。
  • 利点:
    • ジョブの並列化
    • 大量のデータの迅速かつ効果的な処理
    • すべての一括処理に対して同じフレームワーク。

契約未収金/未払金管理の一括処理を使用して、処理するデータを複数のジョブに分割し、並列で処理することができます。

すべての一括処理で、レイアウトが統一されています。以下のタブページでデータを入力します。

  • 一般選択
  • 処理固有選択
  • 技術設定
  • ログ

一括処理の使用におけるプロセスステップ

新規一括処理の登録方法

  1. 一括処理に対する一意の ID を定義します。この一意の ID は、日付 ID と ID で構成されます。
  2. 一般選択: 実行で処理されるデータを定義します。
  3. ステップ間隔登録:

    間隔の登録方法は 2 つあります。

    • 動的並列化オブジェクト - 一括処理の実行中に間隔が登録されます。
    • 統計並列化オブジェクト - 一括処理の実行前に、レポート RFKKDI01 をスケジュールする必要があります (日次)。オブジェクトとバリアントの各組合せに対し、標準バリアントを登録する必要があります。間隔のサイズに応じて、1 つの間隔に含まれるオブジェクトの数が決定されます。

    - バリアント未指定: 1 間隔

  4. ステップ: 技術設定を定義します。必要に応じて、プログラムが並列で実行されます。複数のジョブを同時に実行 (同期) するには、必要なジョブの数と間隔割当を入力します。それにより、複数のジョブが 1 つのプログラム実行で同時に開始され、各ジョブで間隔の 1 つが並列処理されます。さまざまな基準に従い、間隔を分割することができます。分割はバリアントによって制御されます。バリアントでは、間隔の数とサイズ、および各間隔がカバーする主な領域を指定することができます。ブロックサイズにより、メインメモリに保持される選択明細の数が制御されます。プログラムを並列実行する場合、1 つまたは複数の対象ホストとそれらの割当ジョブ数を指定します。また、並列実行では自動負荷分散を使用することもできます。すなわち、利用可能なアプリケーションサーバに自動で配分されるジョブ数を指定します。
    • 自動負荷分散と指定負荷分散のいずれかを選択し、ジョブ数と対象ホストを指定します。
    • バリアントを選択します。ブロックサイズが提案されます。

    プログラム実行が個別実行される場合 (並列実行されない場合)、技術設定を行う必要はありません。

    間隔への分割に対応する並列化オブジェクトに応じて、バリアントを登録することができます。一括処理に対して動的間隔登録がサポートされていない場合は、バリアントをマニュアルで変更できます。基礎となるデータが頻繁に変更される場合は、バリアントを定期的に再生成し、均等な間隔配分を実現する必要があります。

  5. ステップ: ログ: ジョブログには、ステータス情報およびプログラム実行中に発生したエラーが記録されます。アプリケーションログには、ビジネス関連情報が含まれます。アプリケーションログに関する以下の追加設定を行うことができます。
    • 項目 "問題クラス" での指定により、メッセージがアプリケーションログに出力される条件となる重要性を決定します。
    • 有効期限により、ログが期限切れとなる最早日付が指定されます。また、ログが削除されるイベントにも影響する可能性があります。アプリケーションログではジョブをスケジュールしたり、有効期限に達したログをデータベースから削除したりすることができるため、これは特に重要です。
    • 有効期限まで保有フラグを設定すると、指定した有効期限の前にログが削除されなくなります。
    • アプリケーションログは、拡張メッセージ管理 (トランザクション EMMA) で表示されます。ここでは、エラーメッセージの照合ケースを登録および監視することができます。  
  6. ステップ: 一括処理のスケジュール

    プログラム実行スケジュールボタンを選択します。  表示されるダイアログボックスで、バックグラウンドでの即時開始、開始日時を指定したバックグラウンドでの開始、またはジョブコマンダのジョブコンテナによるバックグラウンドでの開始のいずれかを選択することができます。

一括処理のモニタ

トランザクション ST13 を呼び出し、ツール名として Mass_Man_Monitoring および EXECUTE を選択します。

一括処理一括実行分析ツールのスクリーンショット。

1 つの画面内で、各ジョブの開始/終了時刻の概要、合計期間、間隔とジョブの数、およびパフォーマンスに関する情報 (カウンタおよびスループット/時) が表示されます。