依存明細は基本的に別のバージョンの料金計算可能明細または使用量明細であるため、料金計算可能明細クラスまたは使用量明細クラスも必要です。依存明細の機能を使用できるようにするには、さまざまなインタフェースコンポーネントが必要です。
DIT_PRIMARY (依存明細基本データの一次明細)
- 元の料金計算可能明細クラスで使用されます。
- 依存明細タイプを構造に追加します。
- 依存明細の誘導に必要な一次明細の項目を提供します。
- 一次明細のインタフェースコンポーネントを有効化します。
- このインタフェースコンポーネントを有効化するのは、料金計算可能明細クラスが一次明細の保存および処理を目的としている場合のみです。
PRIMARY_IT (一次明細)
- 元の料金計算可能明細クラスで使用されます。
- 一次明細と二次明細をリンクするための項目が含まれています。
DIT_SECONDARY (登録済依存明細の一般データ)
- 登録された依存料金計算可能明細に使用されます。
- 依存明細理由を構造に追加します。
- 二次明細のインタフェースコンポーネントを有効化します。
- このインタフェースコンポーネントを有効化するのは、料金計算可能明細クラスが依存明細の保存および処理を目的としている場合のみです。
SECONDARY_IT (二次明細)
- 登録された依存料金計算可能明細に使用されます。
- 依存明細と一次明細をリンクするための項目が含まれています。
DIT_PARTNER (パートナ決済の依存明細データ)
- 一次明細への "パートナ決済" 関係がある依存明細に使用されます。
- "旧" パートナ決済ソリューションの関連インタフェースコンポーネントを有効化し、取消などの追加 FI-CA 機能を再利用できるようにします。
- このインタフェースコンポーネントを有効化するのは、料金計算可能明細クラスがパートナ決済タイプの依存明細の保存および処理を目的としている場合のみです。
依存明細のカスタマイジングは、FICAIMG: 統合請求→拡張機能→依存明細にあります。
依存明細の機能では、依存明細の機能のカスタマイジング設定に基づいて、料金計算可能一次最終顧客明細に対して 1 つまたは複数の依存明細を自動登録できます。一次ロー明細 (BIT ステータス 0) の転送時に、料金計算可能明細に対して依存明細が生成されます (BIT ステータス 2)。この機能を使用するには、システムでいくつかの異なる設定を行う必要があります。
- 依存明細の料金計算可能明細クラスまたは使用量明細クラスを登録し、対応するインタフェースコンポーネントを有効化します。
前述のとおり、以下のインタフェースを使用する必要があります。
- 依存明細が登録される料金計算可能明細のクラスに対するインタフェースコンポーネント DIT_PRIMARY。このインタフェースにより、インタフェース一次明細も自動的に有効化されます。
- 依存明細に使用される使用量明細または料金計算可能明細のクラスに対するインタフェースコンポーネント DIT_SECONDRY。インタフェース二次明細は、自動的に有効化されます。
- "パートナ決済" 登録手順を使用して依存明細を登録する場合は、依存明細用のクラスに対してインタフェースコンポーネント DIT_PARTNER も有効化します。
- 更新: 依存明細タイプ
依存明細タイプは、送信側システムまたは汎用モジュールによって料金計算可能一次明細に割り当てられます。これは、割り当てられた理由を特定し、かつカスタマイジング設定に基づいて依存明細を登録するための開始ポイントになります。タイプごとに、依存明細が登録されるルールを定義することができます。依存明細は、一次/二次関係を介して一次料金計算可能明細にリンクされます。
- 更新: 金額計算キー
金額計算キーは、一次明細の金額に基づいて依存明細の金額を計算するために使用されます。一次明細の金額は基準額と呼ばれます。金額計算キーを使用して、依存明細を手数料と割引のどちらにするかを決定します。汎用モジュールを使用すると、より複雑な計算を行うことができます。
キーのカスタマイジングで、手数料/割引をブロック手数料/割引にするかどうかを選択することができます。ブロック手数料/割引を選択しない場合は、スケール済手数料/割引として処理されます。
金額計算キーの結果は、詳細画面でシミュレートすることができます。計算ルールは通貨ごとに設定でき、有効期間があります。ルール設定は、手数料/割引をどの基準額から計算するか、および固定割合が必要かどうかを決定できるように柔軟になっています。丸め単位と丸めルールを指定できるほか、手数料/割引の計算に使用するパーセントを指定することができます。限度額を設定するオプションもあります。
個々の金額計算キーは、依存明細理由に割り当てられます。
- 定義: 依存明細理由
依存明細理由は依存明細に割り当てられ、依存明細のビジネス重要度を表すために存在します。依存明細理由の設定によって、以下が決定されます。
- 依存明細が使用量明細または料金計算可能明細のどちらとして生成されるか (登録手順)
- 依存明細がパートナ決済タイプであるか、または一般依存明細であるか (依存明細カテゴリ)
- 使用される金額計算キー
- 割当: 依存明細理由 -> 明細タイプ
この設定ステップでは、依存使用量または料金計算可能明細の基礎となる各設定 (クラスおよび明細タイプなど) を追加で定義します。また、エントリごとに元取引タイプも指定する必要があります。依存料金計算可能明細に対して、サブプロセスを追加で定義する必要があります。カスタマイジングで、1 つまたは複数の依存明細理由が各依存明細タイプに割り当てられます。割り当てられた理由ごとに依存明細が生成されます。
- マスタデータ決定
依存明細のマスタデータ決定をカスタマイズするには、以下のステップを実行する必要があります。
- マスタデータ ID (FKK_MD_ID) の番号範囲オブジェクトの番号範囲間隔を登録します。
- 依存明細の登録に必要なすべてのマスタデータを含むマスタデータ ID を登録します。
- 依存明細の各マスタデータを含むマスタデータ ID を実行時に決定するには、マスタデータ ID を、対応する属性に割り当てます。2 つの必須属性依存明細タイプおよび理由に加えて、追加のオプションのキーコンポーネントを使用することができます。
一次明細と同じマスタデータに対して依存明細を登録する必要がある場合は、特定のカスタマ拡張を使用することができます。
パートナ決済
依存明細をパートナ決済シナリオに使用する場合は、パートナ決済の設定もカスタマイズします。パートナ決済については、パートナ決済および収益配分の章で詳しく説明します。したがって、依存明細を使用してパートナ決済プロセスをモデル化することは、オプションの 1 つにすぎません。
料金計算可能明細イベントと同様に、ニーズに応じてシステム動作を調整するよう使用できるさまざまなカスタマ拡張があります。一覧に示されているように、カスタマイジング設定に基づいてシステムで登録された依存明細をいつでも調整することができます。そうするために、依存明細理由について、カスタマ実装に対して表示されたイベントを使用することができます。
たとえば、イベント 15 (マスタデータ決定) では、マスタデータ ID による決定を使用する代わりに、一次明細のビジネスパートナおよび契約アカウントを常に使用するロジックを実装することができます。これは、依存明細が割引または手数料のソリューションである場合によく使用されます。
イベント 35 では、依存料金計算可能明細にデータを追加することができます。たとえば、追加処理のために一次明細のユーザ定義項目の値を二次明細に継承することができます。
依存明細は、一次/二次関係を介して一次料金計算可能明細にリンクされている明細です。料金計算可能明細モニタは、すべてのタイプの料金計算可能明細を照会するために使用されるため、依存明細 (DIT) を照会するために使用することもできます。料金計算可能明細モニタには、一次明細の依存明細タイプと、二次明細の依存明細理由が表示されます。これにより、料金計算可能明細とその依存明細の評価に必要なすべての情報を取得することができます。
一次/二次関係アイコンを使用して、一次料金計算可能明細からその依存明細に直接ナビゲートすることもできます。
ヒント
依存明細の機能を使用する場合は、以下の依存関係が適用されます。
- 一次明細には依存明細タイプ (DITTYPE) のみを含めることができ、依存明細理由 (DITRSN) を含めることはできません。
- 依存明細に独自の依存明細を含めることはできません。
- 一次明細には、依存使用量明細と依存料金計算可能明細の両方を含めることができます。