レッスンの概要
請求プロセスにおける照合の必要性をチェックするために、使用される範囲またはルールを定義することができます。たとえば、請求金額が範囲外である場合や、エラーが発生する場合があります。請求での照合により、これらのプロセスがサポートされます。
ビジネスの例
Print Service Corporation では、料金計算伝票の 99.8% の金額が EUR 1 から EUR 1,000 の範囲です。Print Service Corporation は、料金計算伝票の金額が EUR 1 未満であるか、EUR 1,000 を超える場合に、統合請求で照合処理を使用することを希望しています。
請求での照合
プロセス情報: ソース/請求伝票妥当性チェック
| トピック | 説明 |
|---|---|
| プロセス | 妥当性チェック |
| 請求機能 | VALIDAT_SRC 元伝票チェック VALIDAT_INV 請求妥当性チェック |
| ビジネスシナリオ | Print Service Corporation では、料金計算伝票の 99.8% の金額が EUR 1 から EUR 1,000 の間です。Print Service Corporation は、料金計算伝票の金額が EUR 1 未満であるか、EUR 1,000 を超える場合に、統合請求で照合処理を使用することを希望しています。 請求伝票では、請求金額が EUR 10 から EUR 10,000 の範囲外である場合に、照合を開始する必要があります。 |
| 前提条件 | 照合ワークベンチのカスタマイジング オーダー管理システムから繰延収益が配信されること |
| カスタマイジング | 請求機能の有効化 |
請求書の登録時および料金計算伝票の処理時に、自動処理の強制終了が要求され、担当者が後処理をダイアログを通じてマニュアル実行しないといけない状況が発生する可能性があります。契約未収金/未払金管理の請求における照合は、これらの例外状況を認識し、正しく処理するのに役立ちます。
請求照合は、以下のプロセスおよび機能をカバーします。
契約未収金/未払金管理の請求プロセスにおける定義済の状況を認識します。
照合ケースを自動またはマニュアルで登録します。
担当者による照合ケースの非同期でのマニュアル後処理をサポートする照合プロセスを指定します。
照合ケースを自動照合します。
チェックでは、元伝票または請求書伝票の処理時におけるシステム側での照合状況の分析および認識がカバーされ、自動一括処理で照合が必要であるかどうかが決定されます。

請求での照合は、以下のプロセスステップで構成されます。
元伝票チェックの定義:
料金計算伝票を登録した後、請求プロセスでの入力に対する品質チェックとして、元伝票チェックを設計できます。たとえば、合計請求額に対する金額チェックを実行できます。
チェック結果が偽の場合、料金計算伝票の照合ケースが登録され、照合ケースの照合後まで請求プロセスを開始できません。
請求機能を使用した請求プロセスの開始:
妥当性チェックが偽の場合、請求プロセスが中断されます。
照合ケースが登録され、照合で問題が検出されなくなった場合にのみ、請求プロセスを続行できます。
照合ケースの照合作業:
照合一覧は、照合ケースを処理するためのツールです。照合一覧では、以下の機能を使用できます。
伝票のチェック
照合、チェックの真への設定
照合の保留
請求の拒否
請求プロセスのマニュアル実行
請求プロセスが続行されると、請求伝票が照合履歴とともに登録されます。
照合プロセスステップは以下のとおりです。
- 1. 検証
- システム側での照合状況の分析および認識。
- 以下の場合に可能なチェック:
- 請求プロセス (自動)。
- 請求伝票の転送 (自動)
- 請求依頼の分析 (マニュアル)
- / の請求伝票を照会します。
- チェックでは、元伝票、請求伝票、契約アカウント、およびエラーメッセージが参照されます。
- 2. 照合ケースの登録
- 照合が必要な状況がある場合は、照合ケースが登録されます。
- 3. 照合処理
照合ケースは、自動的に照合することも、代理店がマニュアルで照合することもできます。
請求プロセス
元伝票妥当性チェック (VALIDAT_SRC)
請求時に元伝票の照合ケースを登録します。
チェックの結果に応じて、照合ケースカテゴリ 01 の照合ケースが登録されます。
カスタマイジングで、財務会計→契約未収金/未払金管理→統合請求→照合処理→定義: 元伝票のチェック/割当: 元伝票のチェックの順に選択します。
請求伝票妥当性チェック (VALIDAT_INV)
請求時に請求伝票の照合ケースを登録します。
請求伝票の妥当性チェックを指定してから、これらのチェックを実行することができます。
チェックの結果に応じて、照合ケースカテゴリ 03 の照合ケースが登録されます。
カスタマイジングで、財務会計→契約未収金/未払金管理→統合請求→照合処理→定義: 請求伝票のチェック/割当: 請求伝票のチェックの順に選択します。

請求の照合処理では、照合フレームワークコントローラ (CFC) が使用されます。CFC は、SAP Easy Access メニューからトランザクション FKKINV_CFC を使用して呼び出すことができます。
このデータモデルには、以下の特徴があります。
すべての照合ケースが、1 つの契約アカウントに一意に割り当てられます。
照合ケースが、照合ケースカテゴリによって分類されます。
照合ケースカテゴリが 01 または 02 の照合ケースは、元伝票に関連します。
照合ケースタイプが 03、04、05、または 06 の照合ケースでは、元伝票が参照されません。
元伝票で、照合ケースカテゴリ 01 の照合ケースは 1 つのみ許可されます。
照合ケースを請求伝票に割り当てることはできません。請求伝票は実行時にチェックできます。妥当性がないことが判明した場合は、照合ケースを照合ケースタイプ 03 で登録できます。その場合、請求は早期に終了します。請求伝票は登録されません。
照合ケースカテゴリ 01 のビジネスの例:
Print Service Corporation では、金額が EUR 1 から EUR 1,000 までの料金計算伝票が全体の 99.8% を占めます。Print Service Corporation は、料金計算伝票の金額が EUR 1 未満であるか、EUR 1,000 を超える場合に、統合請求で照合処理を使用することを希望しています。
料金計算伝票の金額が EUR 1 から EUR 1,000 までの範囲に含まれないため、元伝票の妥当性チェックが失敗した場合は、照合カテゴリ 01 の照合が自動プロセスで登録されます。これにより、金額が無効な料金計算伝票が請求プロセスで処理されることがなくなります。料金計算伝票に関連する照合ケースが登録されます。照合ケースステータスが完了に設定されている場合にのみ、料金計算伝票の請求プロセスを完了できます。
オンライン処理では、伝票を除外するか、照合ありで除外するかを選択できます。
照合ケースカテゴリ 03 のビジネスの例:
請求伝票で、合計請求金額が EUR 10 から EUR 10,000 までの範囲に含まれない場合に、照合を開始する必要があります。
妥当性チェックで問題が検出された場合、請求伝票の登録は停止されます。請求伝票の代わりに、管理伝票が登録されます。管理伝票には、請求で照合ケースが登録される原因となった例外状況が記録されます。最も重要なのは、照合ケースを処理するユーザに対し、請求単位の構造に関する情報が提供されることです。
管理伝票は、請求伝票ヘッダでシミュレート済としてマークされます。照合後、管理伝票は不要になります。照合ケースが削除された後、管理伝票を他のシミュレート済伝票とともに削除できます。


ダイアログでの照合処理
照合処理のプロセスは、担当者によるダイアログでの照合ケース完了をサポートします。
照合処理:
照合一覧を提供
個別の照合ケース選択をサポート
詳細な照合ケースデータおよび請求環境のデータを表示
ステータス変更で対応する機能を選択できるようにすることで、個別の照合ケース処理において担当者をサポート
ロール定義
カスタマイジングのロール定義 (SAP Workflow に類似) を使用して、照合一覧における個別の照合ケースを担当者に割り当てることができます。これにより、会計担当者は、組織構造内で担当する (ロールにリンクされた) 照合明細のみをそれぞれのワークリスト内で受け取ることになります。
照合により、照合ステータスが変更されます。
- 01 照合
- 02 処理中
- 03 完了
完了した照合ケースは照合できません。一般的に、照合時には照合ケースの以下の属性が表示されます。
照合ケース番号、照合ケースカテゴリ、登録日付。
マスタデータ: ビジネスパートナ、契約アカウント、契約参照、サブアプリケーション。
ステータス情報。
ノート
照合時には照合ケースがユーザによってブロックされるため、ここで独自のノートを追加することもできます。多様なマスタデータの照会にナビゲートできます。また、ビジネスパートナや契約アカウントのアカウント残高、および契約アカウントの請求依頼を照会することもできます。請求をシミュレーションモードで開始するか、契約アカウントに対する請求を実行することができます。
照合一覧の処理に関するカスタマイジングは、契約未収金/未払金管理→技術設定→準備: 照合一覧処理にあります。
In customizing, choose Integration→Invoicing in Contract Accounts Receivable and Payable→Clarification Processing→Maintain Clarification Reasons.

照合ケースカテゴリ 01 のビジネスの例:
Print Service Corporation では、金額が EUR 1 から EUR 1,000 までの料金計算伝票が全体の 99.8% を占めます。Print Service Corporation は、料金計算伝票の金額が EUR 1 未満であるか、EUR 1,000 を超える場合に、統合請求で照合処理を使用することを希望しています。
これは、照合カテゴリ 02 のマニュアル料金計算手順についても同様です。
照合ケースカテゴリ 03 のビジネスの例:
請求伝票で、合計請求金額が EUR 10 から EUR 10,000 までの範囲に含まれない場合に、照合を開始する必要があります。
In customizing, choose Integration→Invoicing in Contract Accounts Receivable and Payable→Clarification Processing→Maintain Clarification Reasons.
In customizing, choose Integration→Invoicing in Contract Accounts Receivable and Payable→Clarification Processing→Assign Checks for Source Documents.

このカスタマイジングステップでは、ソースチェック AMB でチェックされる元伝票を定義します。
In customizing, choose Integration→Invoicing in Contract Accounts Receivable and Payable→Clarification Processing→Define Checks for Source Documents.

カスタマイジングで元伝票チェックを定義するには、財務会計 (新)→契約未収金/未払金管理→統合請求→照合処理→定義: 元伝票のチェックの順に選択します。

