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分納契約の使用

Objective

After completing this lesson, you will be able to 分納契約の管理

分納契約の概要

分納契約の使用

分納契約とは、あらかじめ設定されている条件に基づいて品目供給について仕入先と締結する長期契約のことです。これらの条件は、定められた期間を対象に、定められた合計購買数量に対して適用されます。

分納契約は、以下のいずれかを参照して登録することも、参照しないで登録することもできます。

  • 購買契約依頼

  • 見積依頼

  • 別の分納契約

集中契約を参照して分納契約を登録すること、つまり、集中契約で合意した価格を利用することもできます。

分納契約を登録するときには、以下の明細カテゴリを使用することができます。

  • 標準

  • 受託品

  • 外注

  • 仕入先直送

  • テキスト

分納契約の登録

分納契約は常にプラント固有です。明細カテゴリ M (品目未選定) および W (品目グループ) は使用できません。明細カテゴリとして外注を使用する場合は、各納入日付で提供される構成品目を個別に入力することができます。

条件は分納契約の有効期間全体に適用されます。期間依存条件を許可する伝票タイプを使用している場合は、複数の有効期間に条件を入力することもできます。

分納契約明細の登録で集中契約を参照した場合は、中央購買契約の現在の条件が常に参照されるため、分納契約の条件を変更することはできません。原価管理は、条件が常に入庫時刻で計算されるように設定されています。

品目マスタレコードがない品目にも、分納契約明細を登録することができます。発生原価は、勘定設定を介して、異なる管理会計対象間に配賦することができます。基本契約とは対照的に、分納契約では勘定設定カテゴリ U (勘定未設定) を使用することはできません。

分納契約明細に指定された納入される品目の合計数量は、納入日程行の個別納入日付に基づいて複数の部分数量に分割されます。納入日程行は、購買依頼を参照しても、参照しないでも、マニュアルで登録することができます。納入日程行は、MRP による自動登録もできます。

計画日に必要な品目を納入するように仕入先に通知する分納契約リリースを発行することができます。分納契約 (リリース伝票あり) または分納契約 (リリース伝票なし) を使用することができます。これは伝票タイプによって決まります。

ヒント

分納契約の入庫は、確認時または過剰納入許容範囲が無制限である場合にのみ、納入日程行日時よりも前に転記することができます。

分納契約の利点

分納契約には、他の購買伝票と比較して以下のようないくつかの利点があります。

  • 大量の標準購買発注や契約リリース発注を分納契約に置き換えることができます。

  • 納入日程行 (分納契約) は、MRP 実行で自動的に生成することができます。その場合、調達提案をマニュアルで変換する必要はありません。出力が生成されて仕入先にすぐに送信されるように、納入日程行 (分納契約) LPET を設定することができます。

分納契約の更新

SAP Fiori ラウンチパッドで、購買分納契約の管理アプリを使用して、分納契約を登録、変更、および監視します。このアプリでは、期限切れデータなど、分納契約の概要を把握できます。分納契約の期間満了が近づいている場合や、すでに分納契約の期間が満了している場合は、その分納契約を更新することができます。このアプリでは、分納契約および納入日程行を削除または登録することもできます。分納契約納入日程の管理アプリでは、納入日程行 (分納契約) を更新することができます。

SAP GUI で、SAP Easy Access 画面の以下のメニューパスを使用して、分納契約を登録および更新します。

  • 分納契約の登録:

    ロジスティクス在庫/購買管理購買管理購買契約分納契約登録 (仕入先選定済) (ME31L) を選択します。

  • 分納契約の変更:

    ロジスティクス在庫/購買管理購買管理購買契約分納契約変更 (ME32L) を選択します。

  • 分納契約の照会:

    ロジスティクス在庫/購買管理購買管理購買契約分納契約照会 (ME33L) を選択します。

  • 在庫転送分納契約の登録:

    ロジスティクス在庫/購買管理購買管理購買契約分納契約登録在庫転送分納契約 (ME37) を選択します。

  • 納入日程行 (分納契約) の更新:

    ロジスティクス在庫/購買管理購買管理購買契約分納契約納入日程更新 (ME38) を選択します。

  • 納入日程行 (分納契約) の照会:

    ロジスティクス在庫/購買管理購買管理購買契約分納契約納入日程照会 (ME39) を選択します。

SAP Fiori ラウンチパッドのアプリを使用して、上記のすべてのトランザクションにアクセスすることもできます。

納入日程行 (分納契約) の自動登録

大量のトランザクションがあり、繰返し (繰返発注) が多い場合は、納入日程行 (分納契約) を自動的に生成することをお奨めします。

納入日程行 (分納契約) の自動生成

以下の前提条件を満たせば、MRP を使用して納入日程行 (分納契約) を自動的に生成することができます。

  • 品目マスタレコードの MRP データで調達区分 F (外部調達) を設定します。ただし、供給量割当を使用している場合は例外です。この場合、供給量割当明細の供給元に対して外部調達を定義すれば十分です。

  • MRP 実行で分納契約納入日程の自動生成を許可します。納入日程行 (分納契約) 区分を使用して、分納契約納入日程を生成する時間枠を設定します。

供給元一覧が必要になるのは、1 つの品目に対して複数の有効な分納契約が同じプラントと組み合わされていて、独自の優先度を定義する必要がある場合のみです。

納入日程行の代わりに購買依頼を登録する機能は、従来の MRP 実行 (MD01/MD03) に限定されます。MRP Live (MD01N) では、品目に対して分納契約が存在する場合、常に納入日程行が生成されます。